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2022年3月30日
vol.91「『知る』の先へ」加賀宮萌

先日深夜に『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』が
放映されていました。
テレビをつけたときにはすでに終盤に差し掛かっていましたが、
目を離せないくらいに引き込まれて、涙も少々…。

そして後日
「やっぱりいい映画だったわ~」と友人と話したのですが、
二人とも主役の名前がどうしても思い出せないのです。
「ほら、ジェイソン・ボーンだよ」
「感染症の映画にも出ててね」
「ベン・アフレックの親友」
「顔は浮かんでるのに…」

こういうときはスマホで検索せずに、
脳に延々と考えさせると認知機能が鍛えられる、
と聞いたことがあったので、
二人とも意地でも検索しませんでした。
1時間ほど経ち、友人が「マット・デイモン!」と急に思い出し、
二人で膝を打ちまくりました。

何でもネットで検索できる時代です。
その分、人間の記憶や想起の力は衰えていくのでしょうが、
スマホさえあれば実生活には差し支えがないのかもしれません。

つまり現代は「知っている」だけでは優位に立てない時代ともいえます。
知っている知識を、いかに深く考えて自分のものにできるか、
そしてその知識に付加価値をつけられるか、が大切になってきそうです。

占いについても、ネット上に情報があふれています。
占いを「知る」だけなら、ネットでの独学で十分と思えるほど、
詳しいサイトが多いですね。
日本にいながら貴重な海外の文献や
現地の占い事情に触れることができますし、
占術家もスクールもここ10年でさらに増えて、
学びの間口が随分広がりました。
そんな中で、ルネ研の占いスクールも「ルネ研らしさ」をより際立たせて、
同志が見つけやすいような旗を高く掲げたいものです。

ルネ研の占いスクールの「らしさ」とは、
まったくの初学者にもわかりやすく丁寧に指導すること、
そして「時空心理学」の考えのもと、
「占い」をカウンセリングのツールとして活用すること、でしょうか。
「知る」から「使う」へ…その実践法をお教えしています。

「初級・中級(タロットでは基礎・応用)」では、
ホロスコープやタロットカードについて基礎から学び、
自分や他人を占えるようになるところを目指しますが、
その上の「上級」「演習」では、実践のカウンセリングの学びも増えてきます。
カウンセリングとは対話であり、占術家とクライエントは占いを介して対話し、
未来創造の気づきを一緒に探していきます。

この「時空心理学」を今年はもっとわかりやすく、
皆様にお伝えしていければいいなと思っています。
また、個人的には、より心理学の要素や技法も加えた、
「ホロスコープ・ダイアローグ™」のロジックも整えられればと。

新年度のフレッシュな雰囲気に酔って、
「ああしてみたい」「こうしていこう」と目標を掲げてはみるのですが、
木星と海王星が魚座で重なる春ですから…
夢想で終わらないように気をつけます。