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2020年11月29日
vol.75「風の時代にこそ必要なぬくもりを」アイラ・アリス

突然ですが、皆さん「友達」はいますか?
学生時代からの友情がずっと続いている、
という幸せなケースもあるでしょうが、
社会に出てからの友達作りはなかなか難しく、苦労もありますよね。

占星術界隈ではいよいよ年末のグレート・コンジャンクションが近づき、
「風の時代」「個の重視」などと言われています。
それはもちろんそうなのですが、いくら「個が大事」と言っても、
人はやはり一人では生きていけませんね。
どこかで誰かとつながっていなければ、孤独を感じてしまうでしょう。
そしてこの「孤独」というのは、
簡単に人の命を奪ってしまうほどの影響力を持っていて非常に厄介です。
これからの時代、「個」はもちろん大事。
しかし同時にその「個」が
シナプスのように手をつなぎ合って結ばれているという姿が、
本来の「風の時代」の生き方です。
加えてその腕は1本だけでなく、
何本かあるのが望ましいということを、
これまで以上に意識した方がよいのでしょう。

ところでそんなシナプスをつなぐには、
受け身でいてはいけません。
恋や結婚の相談でもそうなのですが、
待っていればどこかから理想の人が現れる、
ということは残念ながらあまりありません。
いくら星の巡りがよくても、
突然あなたにピッタリ合った既製品が
プレゼントされるわけではないのです。
運よくよい人に出会えたとしても、
そのあとそのご縁は自分たちの力で、
継続的に強く育てていく必要があります。

私がルネ先生に弟子入りしたころによく言われた言葉に、
「親切の出し惜しみをするな」というのがあります。
「これをしたら相手は喜ぶかな」「助かるだろうな」
と分かっているのに、
「でもそれはおせっかいかな」「私の役目ではないかしら」
などと余計なことを考え、結局行動に移さないこと。
これをルネ先生は「親切の出し惜しみ」と言っていました。
人との絆を育むのには、
必ずしも言葉によるコミュニケーションだけが重要なのではありません。
まずは自分から心を開き、積極的に好意を示していくという態度には、
言葉以上の温かさがこもります。

新型コロナウイルスの影響もあり、人との絆を守るには、
これまでにないような工夫や努力が必要な現在。
「私は会話が苦手だから……」という方こそ、
ぜひ優しい気持ちをそのまま、景気よく差し出してみましょう。
周囲の人間関係が変わり、人生さえも変わっていくはずです。