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2018年8月30日
vol.48「ホロスコープを読む」加賀宮萌

西洋占星学の勉強を始めた方から、
「 ホロスコープのどこを見ていいのか、わからない」
と相談がありました。
「どこを見ていいのか」と訊かれると、
「全部見ます」が回答になります。

でも、そういうことじゃなくて、
ハウス、アスペクト、2区分に3区分に4区分……
すべての要素を拾っていくと、矛盾する解読も出てくるし、
どうまとめればいいの!?キィ~!というお悩みですよね。
実はこのお悩み、ホロスコープを読めるように
なってきたからこそ生まれる、素敵なお悩みです。

はじめは、丁寧にたくさんの要素を拾っていく
練習をするとよいでしょう。
たとえば、「7ハウスに木星があるから、結婚運がよいかも」、
でも「月と太陽がハード・アスペクトだから、
夫婦の意志疎通はイマイチ?」なんて風に、
とにかくチクチク拾っていきます。

そのうち、矛盾する解読が相まって、
第3の新しい見解をもてるようになっていきます。
そのうちって、いつ?と言われると、
月並みですが「慣れ」です。
1枚でも多くのホロスコープを読むことが、
結局は近道です。
読んで答え合わせをすることも重要。
偉人や有名人の人生物語なら、
のぞき見ることができます。
伝記に載っている話が100%の真実とは限りませんが、
生き方とホロスコープの照合には、
かなり有効でしょう。

そして上達の「本丸」は、ホロスコープの主に
質問しながら解読していく、対面練習です。
最初は家族や友人にお相手を頼んでみてください。
とくに鑑定をお仕事にしたい方は、クライエントの話のなかに、
「ホロスコープをどう読むか」の「鍵」があるので、
傾聴技術をぜひとも磨きたいところ。
「鍵」がないと、ホロスコープの扉が開かないことも多いのです。
ルネ・ヴァン・ダール・ワタナベの提唱する
「天文心理カウンセリング」の真髄ですね。

さらにホロスコープを「読む」から「使う」ようになるまでには、
さらに鍛錬の道が続きます。
ちなみに「読む」の第一歩に最適なのは、
こちらの参考書『いちばんやさしい西洋占星術入門』。
付属のCD-ROMでホロスコープを自動生成できます。
(かなりのご好評を頂いており、ついまた宣伝してしまいました…。)

まだまだ暑い日が続きます。
占術講座に通学中のみなさま、
そしてご自宅で勉強中のみなさまも、
どうかお身体おいといくださいませ。
一緒に暑さを乗り切りましょう。