• ホロスコープ・カウンセリング
  • 西洋占星学 通学講座
  • 西洋占星学 通信講座
  • タロット 通学講座
  • タロット 通信講座
  • ルネ研の無料メルマガ
2018年7月4日
vol.46「冥王星で見る世代の考察」朝風かおる

皆さんこんにちは。朝風かおるです。
何を書こうか迷いましたが、今回は冥王星のお話を。

冥王星は近年、惑星から準惑星に天文学での扱いが変更されましたが、
西洋占星術では今までどおりひとつの惑星として扱っています。
研究家さんによっては、準惑星となったことで
占星術における影響力はより深く強くなった、と仰る方もいます。
冥王星は「隠されたもの」を象徴し、
さらに現実の事象より心理面に大きな影響があるとされるので、
準惑星となって天文学での扱いが軽くなる、
つまり自らが「隠される」分、影響力が強まったということなのでしょう。

冥王星はひとつの星座に10数年留まります。
そのため、出生図における冥王星は
世代的な特徴を表すとされています。
世代的な特徴とは、ひとりいるだけではわからないが、
同窓会や老人ホームなどの同じ世代がたくさん集まった状態だと、
際立つ特色のこと。
出生図の中で個人天体(太陽、月、水星、金星)が
冥王星とアスペクトを取っている人は別ですが、
星の影響力を自覚しにくいといわれています。

また冥王星は、その人がある程度成長して
社会に影響力を及ぼし始めるまでは、
世代の具体的な特徴が見えてこないと、
かつてまついなつき先生が仰っていました。

この理論に当てはめると、2018年現在、
社会で中心的存在となって世界を動かしているのは、
冥王星が乙女座(1957年~1971年)、
天秤座(1971年~1984年)にある世代。

ふたつの世代に共通する意味は「正義、秩序」なので、
一般常識から外れた振る舞いをする人や
会社、団体を糾弾する傾向があります。
昨今「所属する会社であっても、
犯罪を疑われる行為は告発する」といった風潮が
一般、合法化しつつありますが、
(冥王星獅子座世代だと、
会社に対する裏切り行為とバッシングされるでしょう)
このあたりは乙女座、天秤座の特徴が出ている気がします。
また、乙女座の意味する労働、天秤座の意味するパートナーシップから、
派遣社員や外国人労働者の受け入れなど、
労働契約に関することも組織改革が起こっていることは、
皆さんご承知の通りです。

ひとつ前の冥王星が獅子座にある世代(1930年~1957年)は
現在、ほとんどの人が高齢者の定義にあてはまる世代。

この世代は安保闘争を経験したせいか、
自分の意見をキチンと主張し、行動に表す世代です。
ただし獅子座なので、相手や環境がどう反応するかや
一般常識はあまり考慮しない。
「自分は年寄りだから席を譲れ」と優先席に座っている妊婦に迫ったとか、
忘れ物をしたという理由で高速道路を逆走したといったニュースは、
何となく獅子座世代らしいと思ったりします。
(もちろん、全ての冥王星獅子座世代がそうだというわけではないですが)

逆に、次の世代である冥王星が蠍座にある世代(1984年~1995年)は、
初めの生まれの人が結婚、出産を経験し、
社会に影響を及ぼし始める世代です。

冥王星は蠍座の守護星ですから、
この世代の影響力は強くなると個人的には考えています。
蠍座は「欲求」「特定の人物との繋がりにおける変革」、
冥王星のキーワードである「隠されたもの」の言葉から、
SNSなどでの活動、ハラスメント
(ハラスメントは相手への支配欲求が関係してくるので)、
LGBT(性的マイノリティ)の社会的認知に、
影響の片鱗が見えているかなと考えています。

蠍座は乙女座や天秤座と違い、
相手との距離を縮めて(できれば密着して)理解を図ろうとする星座。
そのため、乙女座や天秤座の発想にないコミュニケーションのとり方、
理解の深め方が出てくるかもしれません。

ホロスコープを見つめ、星の意味を探求する者のひとりとして、
今後の動向を注意深く見つめていきたいと思います。