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2016年2月22日
vol.18「火星のイタズラ」モナ・カサンドラ

最近、体調を崩した人の話をよく耳にするのですが、
これが、どうも火星のイタズラのようなのです。
かくゆう私自身も、その火星の動きにやられてしまった一人です。
特に統計をとっているわけではありませんが、
蠍座、牡牛座、獅子座へのダメージが報告されています。

星がいつもと違う動きをする時は、
その影響が顕著に表われる傾向があります。
目に見えて、すぐにわかるのは皆既日食や皆既月食。
昔は大変嫌がられましたが、
今では天体ショーとして喜ばれていますね。
占いの視点から見ると、
“お祭り”のように、にぎやかに騒ぐのは良いことです。
放出される熱狂のエネルギーには
凶意を遠ざけてくれる効果があります。

さて、通常なら順逆行を繰り返しながら
約2年かけて12星座を運行する火星が
今年はちょっと特徴的な動きをします。
1/3に蠍座に入宮した火星は3/6に射手座に移動。
ここまでは特別なことではありません。
ところが、この火星、射手座を順逆行した後で
5/27に再び蠍座に戻ってきます。
しかも約3ヶ月射手座に滞在するにも関わらず、
その移動がとてもゆっくり。
射手座の入り口のところでうろうろしている感じです。
逆行して蠍座に入宮後もゆっくり動き、
今度は蠍座の出口付近に滞在し、
8/3に再び射手座へ。
9/27に山羊座に移動し、
この星のトピックは終わりを告げます。

どこが特徴的かといえば、
1月から9月までの約9か月間で2星座しか運行しないのです。
この間、蠍座に約4ヶ月、射手座に約5ヶ月の滞在は、
通常の約2倍の滞在期間です。
しかも今年、火星が逆行するのは、
この蠍座と射手座を行ったり来たりする期間だけ。
他は全て順行です。

火星は数年から数十年に一度、同じ星座に半年ほど滞在することがあり、
この長期滞在は一年間の運勢を見るうえでも重要になってきます。

特に今年は幸運の星・木星が9/8まで乙女座を運行。
イマジネーションの星・海王星は魚座に滞在していますから、
星座でみると衝の関係。
火星の運行は、この衝の関係にも影響を与えます。
蠍座にいる時はこの衝を調停し、
射手座にいる時は滞在中の土星とともに
T字スクエア(緊張座相)の一端を担います。

個々人の運勢はもちろんですが、
社会的にも影響が大きくなりそうです。
オイルショックとも関係の深い座相ですから要注意。
といっても、個人で出来ることは限られていますね。

エネルギー、医療、薬、介護、海洋、
目に見えないものや液体、流動的なものが、事象のキーワード。
新たな発見や進展もありますが、
腐敗が進み、どうにもならなくなって
発覚、事件化することも多いでしょう。

火星の動きからいうと、調停座相として働いている期間は、
問題解決への動きが促進されます。
ただ、調停の作用が悪く出た場合には
曖昧な解決がはかられる場合もあるのです。

火星は情熱と戦いの星ですから、
緊張座相を作る時は、物事が劇症化しやすくなりますが、
追求の手も緩めないため、改革へとつながり、
腐敗を正しやすい一面もあります。

火星のもたらす影響があなたにとってプラスに働くよう願っています。