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2015年6月29日
vol.10「たかが片づけ、されど片づけ」ステラ・ボンボヤージュ

こんにちは、ステラです。

みなさんは『人生がときめく片づけの魔法』という本を
お読みになったことがありますか? 
その著書である「こんまり」さんこと片づけコンサルタントの近藤麻理恵さんが、
先日『TIME』誌の「2015年最も影響のある人物100人」の中のひとりに選ばれました。
日本人はあの村上春樹氏とふたりだけ。すごいことです!
まだ若くて可愛いお嬢さんという印象なのに、
世界でも注目されるようになるなんて誰が想像したでしょうか。
今はアメリカでも彼女の片付け番組がかなり放送されているとのこと。
ホロスコープを拝見したいのですが、残念ながら生年月日が分かりません…。
気になります!

『人生がときめく~』が出版されたのは2010年。
その前の年には、これまた片づけブームの火付け役となった
『断捨離』(やましたひでこ著)が注目されています。
「ダンシャリアン」なんて造語もできましたね。
この片づけブーム、定期的に雑誌で特集されたり、
新たな片づけ本が続々と出たりしていますから、
いまだに止まる気配がありません。

ちなみにこんまりさんの本が出版された日の
ホロスコープチャートを見てみました。
山羊座で太陽と冥王星がピッタリのコンジャンクション、
さらに魚座で木星と天王星が同じくタイトなコンジャンクションを形成しています。
前者は無駄をきらい、不要なものを削ぎ落していく…
そんなストイックなイメージがあります。
後者はズバリ「ときめく魔法」の表現がピッタリな感じですね。
月の位置は整理整頓の代名詞でもある乙女座、水星は射手座にあり、
海外での出版を暗示していたのかもしれませんね。
後占いになってしまいますが、
ベストセラーになったのも偶然ではないような気がします。

私も『人生がときめく~』は読みましたが、
正直ズボラな私には几帳面すぎて続きませんでした。
というかあまり実践しませんでした…。
とくに「お風呂の中には一切モノを置かない」という項目が厳しくて…。
もちろん見た目はホテルのようにキレイかもしれませんが、
入浴のたびにシャンプーや石鹸を洗面器に入れて「ちょっとそこの銭湯まで♪」なんて…
想像すると笑ってしまいすぐに挫折しました。

でも、またこりずに見つけたのが
『玄関から始める片づいた暮らし』(広沢かつみ著)…
タイトルに惹かれて読んでみました。
これといって特に目新しい内容ではありませんでしたが、
異なる点は「片づけの順序」。
こんまりさんの場合は、家中にある洋服を全部出す…
つまり「洋服」が最初に片づけるものでした。

でもこの本は一番に片づけるべき場所として「玄関」を勧めています。
玄関はトイレと同じように家の中では決して広いスペースではないはず。
ですので、掃除や靴の整理や処分など、
小1時間もあればすぐ済むので取り掛かりやすいんですね。
家に帰ってきて扉を開けたらピカピカのスッキリした玄関…気持ちがよいです!
でも玄関の先のリビングがごっちゃごちゃのいわゆる汚部屋だったら…
かなりテンションが下がります。

こうなるともう自動的にリビング、キッチン、寝室、押入れ…
とどんどん片付けたい心理状態になるのです。
この本に触発された私は、
先月のゴールデン・ウィークはほぼ「片付けウィーク」と化して、
朝から晩まで掃除や整理整頓に励んでいました。
鬼のようにゴミ袋の山が積み上がり、捨てたときのスッキリ気分といったら! 
片付けはやはり時間をとりますし、いったん始めるとなぜかやめられないので、
たっぷり時間があるときに行ったほうがいいですね。

これは、こんまりさんの本にも「片付け祭り」と称してあり、
毎日コツコツやるものではないと書いてありました。
苦行ではなく祭りにしてしまうのがよいですね。

また片づけ本ではありませんが、
最近『フランス人は10着しか服を持たない』という本も流行っています。
日本人の家にはなぜモノが多いのか…
ひとつの要因として「四季」が あるからだと思います。
そう、1年中Tシャツ一枚で過ごせるジャマイカとはちがうのです! 
ざっくり夏と冬に分けても、
服だけではなく帽子や靴といった小物も季節によって使い分けるのですから、
それはモノが多くなるはずです。
このあたりといかに折り合いをつけて、
シンプルで整頓された生活を楽しんでいくのか…
永遠の課題となりそうです。