流星カフェvol.135

今となっては、ご自分が何座生まれであるかということは、ほとんどの方がご存じでしょう。でもまれに、2つの星座の境界付近のお生まれで、雑誌やサイトなど、見るものによって区切りがちがうため、どちらの星座なのかわからない方がいますね。そんなときは、生年月日の他に出生時間も考慮して調べれば正確な星座がわかるのですが、それとは別に。星座が変わると、突然性格が変わるものなのか、それともグラデーションをつけながら変化していくものなのか、疑問に思ったことがある方もいると思います。例えば、感受性が豊かで優しい魚座と、活動的で熱血漢の牡羊座はずいぶんとイメージがちがいますが、生まれた日が一日、もっと言えば1分、1秒ちがっただけで、こんなにキャラクターが変わるものでしょうか。


 私自身もなかなか結論は出せずにいるのですが、境い目の時期には独特な空気感があるようには感じています。混乱していて、イレギュラーなことが起こりそうな、どこか危うげなムードです。単純に2つの星座の性質が混じり合っている、というだけではなく、昼と夜の境い目のような、夢と現実のあわいのような。季節の変わり目に割り当てられる、「土用」の考え方に似ているかもしれません。そのためなのか、星座の境い目に生まれた人にも、どことなく浮世離れした、エキセントリックなムードが漂う人が多いように感じます。同業者にこのお生まれの方が多いように感じるのも、何か関係があるのかもしれません。


 境い目生まれの方に出会うと、つい意気揚々と「どちらの星座か調べましょう!」と言ってしまいがちですが、先日、丁重にお断りされたことがありました。曰く、「わからないほうが、占いを見るときに二つの星座の“いいとこどり”ができるので、このままでよい」とのこと。これもまた境い目生まれらしいな、などと思いましたが、占い師のエゴを押し付けてはいけないな、とも反省。どちらの星座か、なんて白黒つけようと思わず、もっと詩的にホロスコープを、そして世界を見る目が大切ですね。