テレビ番組、サイト、雑誌などのメディアで日々、数多くの毎日の占いが発信されています。
そこによく「今日のラッキーカラー」が紹介されています。

電車に乗っている時だったか、どこかで外食していた時だったか、記憶は定かではないのですが、たまたま耳に飛び込んできた言葉がありました。

「今日の私の星座のラッキーカラー、イエローだったんだけど、 私その色の服持ってなくてさぁ!」

それを聞いた私は「なるほど」とも思い、同時に「いや、服にこだわらなくても」と思ったのでした。

でも。
ラッキーカラーを知って、その色を活用しようとする場合どうするか…。
改めて考えると、服で取り入れようと考えるのがポピュラーなのかなと感じました。
しかし前述のようにその色の服を持っていないと、ラッキーカラーを活用することはできないことになります。
そうすると、“ラッキー”をつかめない、つまり“アンラッキー”な心情になってしまいそうです。
“ラッキー”になるためのラッキーカラーなのに、かえって“ラッキー”ではなくなってしまうのです。
よほどその方に「服で取り入れなくてもいいですよ」と私は言いたくなりました。

ラッキーカラーは、その色の服を自分が着用できるのが一番わかりやすいのかもしれません。
でも、その色の服を持っていないとそれは叶わないことになってしまいます。
しかし服に限らず、アクセサリー、バッグ、シューズなどで取り入れてもいいですし、メイクなどでもいいのです。
身に着けるものでその色がなければ、文房具や食器などでもいいでしょう。
自分が使うものの中から、その色をしているアイテムをよく使うようにしてもいいのです。

それがなければ、その色の看板のショップや、その色をイメージカラーにしているスポットに出かけてもいいでしょう。
その色が印象的な商品を購入したり、その色の食べ物を食べるようにしたり、その色の建物に入ったりしてもいいのです。
その色の服を着ている人と会話したり、その色の名がついた作品に触れたりしてもいいのです。

そう考えると、ラッキーカラーをより活用しやすくなるのではないでしょうか。

その方に見ず知らずの私が声をかけることはできませんでしたが、その方がろいろな方法で“ラッキーカラー”を活用していることを祈るばかりです。