年の瀬から新年にかけて、各雑誌やSNSで特集している「年の運勢」。
皆さんは年運をチェックしていますか? 

研究所の講座を受講している皆さんなら、タロットで年運を読んだり、西洋占星術で来年の自分の運気傾向を見たりして、自分だけの年運を読むこともあるでしょう。

でも年運を読んで一喜一憂した後は、すぐに忘れてしまう人が多いのではないでしょうか。

占いを気分転換のひとつとして捉えるならそれもアリですが、「運気の流れを知って、より充実した人生を送りたい」と願っているとか、「お店を持つ」といった長期に渡る夢の実現計画を立てているとかなら、読んで終わりは少々モッタイナイ。
年運を積極的に活用するために、以下の項目をぜひ試してみてください。

① 今年の運の傾向を掴み、メモしておく
② 例え不調でも、できることを試してみる
③ 一年のトピックを簡単に記録しておき、年末に答え合わせをしてみる

 
①と②は、特に夢を実現させたい人に大事な事柄です。
基本的に運気は巡っているので、低調な時期でも時間がたてば解消されていきます。
とはいえ何もせずに時が過ぎるのをただ待っているのは時間的にもったいないし、前進を焦り過ぎてかえって墓穴を掘る場合もあります。

上記のような失敗を防ぐためには、①に挙げたように年運を読んで、まずは運気の傾向を掴みます。
例えば、2024年の魚座は行動してチャンスを掴むときでなく家族や課題と向き合い、学びを得るときです。
植物で例えるなら枝を伸ばすのでなく、足元を固めて根を張る年。

こういうときは計画を前進させるのでなく、出てくる問題に全力で取り組み、克服することを優先すべき。
夢の実現は二の次になるため焦ることもありますが、まず足元を固めて禍根を残さないことが大切なのです。

このような運気の流れをスマホなど簡単に見られるものにメモしておき、時々開いて確認します。

そして②、不調期にあっても勉強して必要な資格を取るなど、できる範囲で計画の充実を図ります。
このとき決して無理しないのがポイント。

逆に好調期であれば、少し大胆かもと思うくらい欲張って計画を前進させると良いでしょう。
元々運の巡り合わせが整いやすいのですから、少しくらいの無理ならば許容範囲になるはずです。

③は自分の運気の傾向を掴むのに有効な方法です。
例えば西洋占星術では大抵、木星と土星を中心に年運を見ていますが、これらの星も何年周期かで一巡して元の位置に戻ってきます。
木星なら一巡りにだいたい12年ですね。ということは、12年後にはまた似たような状況になりやすいということ。

「プロポーズされた」といった滅多にない出来事だけでなく、「転勤が決まった」「賞を取った」「ペットを飼い始めた」といったことも
手帳やスマホにメモしておいて、年末になったら年運と突き合わせて答え合わせしてみましょう。

答え合わせをすることでその星座に木星がいるときの自分の運気の出方がわかり、12年後に備えられます。

逆に「今年はどんな年になるのか予測したい」という人は、12年前はどんな年だったかを日記などから思い出してみると良いですね。
その年の出来事をピックアップし、共通項から今年の傾向を推測するわけです。
大雑把な予測にはなりますが、方向性がわかるだけでも心の準備ができ、問題にも対応しやすくなります。

毎年、または半年周期で発表される年運。
徹底的に活用して、自分らしく生きるための一助にしてくださいね。