過去の流星カフェを見ても、私の回は、占いとは、占星術とは、未来とは……という話ばかりしています。占いが街やSNSに溢れている現代だからこそ、つい立ち位置を確認したくなるのでしょう。
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ルネは占星術を「当てもの占い」ではなく、相談者の自立を助けるカウンセリング・ツールとして使うことを提唱してきました。すると「当てることから逃げている」と思う方も、当然いることでしょう。「占いなんて、当たってナンボでしょう」という声を耳にしたこともあります。
占星術は未来の可能性を読む技術です。だから、私たちは精度の高い予測を目指します。しかし、その予測は相談者の選択や行動と切り離されるものではありません。それよりも、予測をして今の状態がどういう物語として展開しそうか、そう展開した場合はどうしたらよいのか、そもそもあなたはどうしたいのか……と人生のシナリオを具体的に語り合えればと思っています。


また、星は絶えず動き続けています。だからホロスコープを通して、「今」という時間もまた移り変わるものだと感じていただけたらと思っています。事件や問題は、物語の登場人物たちとともに常に変化し、永遠に同じ場面が続くことはないわけです。未来を自分の望むカタチに変えていく、その過程が今である、と前向きになっていただきたいです。
結果として、相談者や読者が「当たった!」と思ってくれるのはうれしいことです。でも私たちのスタンスが、一方的に「あなたの未来を100%、バッチリ当てますよ」というものではないことを、ご理解いただきたいのです。一方で、「黙って座ればピタリと当たる」のフレーズのごとく、驚くほど未来を言い当てる方もいます。その力を否定するつもりは毛頭ありません。
占星術は、未来を決めるためのものではありません。不確実な未来を前に、それでも考え、現実を整理し、選び、歩み続けるための知性を育てるものだと私は考えています。だから私は、未来を当てるためではなく、未来と向き合うために占星術を学び、伝えていきたいと思っています。
