9月に時空心理学協会の方々と「マイバースデイ展」と「怖い本展」を観に行きました。
弥生美術館の扉を開けた瞬間にまつざきあけみ先生の美しいイラストが目に入ってきて、懐かしさで胸がいっぱいになりました。
ルネ先生、エミール先生、妖精さん、おまじない…。
あの頃は、ロシアの黒い森や、北海道の大自然があるところに行けば、きっと妖精さんに会えると思っていました。(今も密かに思っています)

思えばルネ研に入って初めてのお仕事もマイバースデイでした。自分の書いた文章を初めて書店で目にして感動したことが、今も鮮明に思い出されます。
表紙のイラストの移り変わりや、先生方のコメントなどを見ていて、本当にこの雑誌は夢のある素敵な雑誌だったなと改めて感銘を受けました。

そんなマイバースデイが2006年に休刊したのはとても残念でしたが、こうして展覧会で再び巡り会えたのは、幸せな体験でした。時々は回顧展とか、復刻版を作ってほしいと思っています。

次に訪れたのは、東洋文庫ミュージアムで開催された「怖い本展」です。
ここで楽しみにしていたのは、実物を見たことがなかった「九相図」です。
屋外に放置された遺体が朽ちるまでを9段階に分けて描かれた仏教絵画です。

こうやって文章にすると不気味ですが、本来は修行僧が肉体の美しさや煩悩に囚われず、この世の諸行無常を断ち切るために描かれたものとされています。

その内容は①脹相②懐相③血塗相④膿爛相⑤青瘀相⑥噉相⑦散相⑧骨相⑨焼相と分かれています。

これらの絵のモデルには絶世の美女とされた小野小町などが選ばれたようです。
美しいゆえにその美も儚いものであると印象づけたかったのでしょうが、いくら修行のためとは言え、正直な所可哀相な気がしてしまいました。
自分自身魂の存在を信じているので、そんな姿をさらされて、絵画にまで残されるのは
辛かった気がしてしまいます。

館内で見つけたときは、九相図中でも恐ろしいシーンは省かれていたので、ちょっとホッとしました。

九相図はその気持ち悪さが前面に感じられる方も多いかもしれませんが、仏教的な作品として価値の高いものだと思いますので、怖がらず少しでも興味を持っていただければ嬉しいです。