「大魔術カード」は師匠ルネ・ヴァン・ダール・ワタナベが作ったオリジナルのカードです。
1981年に雑誌『MyBirthday』に掲載されたのが初出になります。
付録にカードが付いて、切り取って使うようになっていました。
当時はこういう切り取って使える付録がいろいろな雑誌についていたように思います。
神秘が詰まっている! そう思い夢中になったのもいい思い出です。
当時の私はそのルネ先生に教えを受けて占い師になっているなんて思いも及びませんでした。
ただ、「魔女っこ入門」が大好きっだったので、魔女になりたい! とは思っていました。
その当時から、早や幾年(はやいくとせ)、師匠が晩年、創設した「日本時空心理学協会」は、お蔭さまで今年15周年を迎えることができました。
「大魔術カード」は市販されていないのですが日本時空心理学協会の会員は持っています。
久しぶりに皆で使ってみましょう、ということで勉強会を開催。

タロットカードのように使うこともできるのですが、当時を思い出し、読者の心持ちで、一人占いのスプレッド(カードを展開すること)を楽しみました。
当時、『MyBirthday』で掲載されたこともあり、カードは本格ですが、占い方はわかりやすく子供でも使えるようになっています。
つまり、良い悪いが自分ですぐにわかる占い方を中心に紹介されていたのです。
いつもの研究所の講座では相手に寄り添うことに重きを置き、良い悪いだけではない、吉凶のみにあらず、なんてやっているのですが、この時ばかりは、占い師でなくても占える、すぐに良い悪いがわかる!の実践です。
元々このカードが、ゲーム感覚で楽しめるように作られていたのが、今さらながらよくわかりました。
師匠の思い出に浸りながらの勉強会。
たまにはこういうのもいいなと思いつつ「大魔術カード」の神秘に想いを馳せます。
